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VOL34 ─閑話休題(総選挙)─

□□昨日のつづき□□

2003年10月15日号  VOL.034

──閑話休題(総選挙)──

 昨今の新聞・TVでは、衆議院の解散・総選挙が既定事実のように喧伝されている。
昔から『選挙期間中消費が冷え込む』と言われており、もしそうなら、現状の経済状態を考えても、不安のタネが一つ増える。  来夏には参議院の選挙もあり、庶民感覚としては出来れば一緒に済ませて欲しいと思う。  聞いた話だが、党利党略を優先して、強硬に分割選挙を主張しているところがあったそうだ。

 どちらにしろ、将来の自分達の安全と安定を決める様なものに、なりそうなのでじっくりと考えて投票に行こうと思う。  心配なのは全ての党の全ての候補者が「己の利益を求めず、国民の為になる人材は私」と口を揃えて言うことだ。
タテマエとホンネを使い分けるのを止めてくれないかと思う。
ホンネがどこにあるかを見極めるため、情報を集めるだけ集め、それぞれの情報の真偽を検討するなんて時間は事実上無理だ。  そうかと言って購読1社だけの新聞情報や機関紙の全面的信じ込みなんてマッピラゴメンでい。

 都知事が北朝鮮よりと言われる外交官を名指しで「爆弾を仕掛けられて当然の男」と発言して、ニュースやワイドショーで相当叩かれていたけど、元芸能リポーターやタレントや漫画家のおばさんに型どおりのコメントを言わせる事は無い。テレビ局も新聞も、その発言を論評無しで載せ、放送すれば良いのだ。
国政に携わる人物の発言も、地方の首長の発言にも、もっともらしい評論をリベラルな顔をして語ったり書いたりする事はいらない。

 前述の発言も「よく言ってくれた」と思えば次の選挙で投票すれば良いし、人間的に問題があると判断した時は、選挙で投票しなければ良いだけの話だ。
茶菓接待の座談会を開こうとする奴も、バス旅行を企画する奴に対しても、有権者が判断すれば良い。  ましてや洗脳されるのは勝手だが、その論理を人の家にまで来て語るなよ。   有権者は、いつまでもバカじゃ無い。

                                  (F)
                             ──次号につづく─