□□昨日のつづき□□
2002年12月25日号 VOL.010
今この時期、皮革部のアトリエはShopで受けたクリスマスプレゼント用のご注文品の製作に追われてテンテコマイの状態。 Bagも財布も6穴のダイアリーも1つずつネーム入れをして作っているので効率が上がらない。 しかし、何分"愛"のこもる贈り物なので、作り手も"愛"を込めなければと頑張っている。
ところで、新聞によると今年のクリスマスケーキの予約は、2~3万円のものが多く売れているようで、何日かに分けて食べられる工夫がしてあるのだそうだ。
不況のせいか、圧ッ倒ッ的に家庭でのクリスマスイヴなのだそうだ。
筆者の子供時代、オヤジと言う存在は12月ともなれば連日の忘年会で、午前様は当り前、一緒に夕食などした事はなく、キャバレーだかクラブだかの名刺がポケットに必ず入っていて、母親のキゲンの悪いのがクリスマスの時季と言う印象だった。しかし、子供にしてみれば寿司折だの菓子折だの手土産が楽しみで、ついつい0時過ぎまで起きていたのを覚えている。
今思えば、多くの家庭がそんな風で、オヤジが酔っぱらった分だけ・手土産を毎日のように買っていた分だけ、世の中に"カネ"がまわり、それが結局は社会の活気につながっていたのだろう。 それにひきかえ今の時代は、世のオヤジ連中は自分の自由になる小使いさえ持てず・・・・・・と書くと暗くなるからこの辺で止めて。
さあ、ご注文分のBagを作ろうっと。 (F)
──次号につづく─