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□□昨日のつづき□□ 2002年10月15日号 VOL.003
□■メンテナンス・シリーズ
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□□「革製品のメンテナンス・シリーズ」スタート□□
革製品とは私達人間の顔や手と同じ様に様々な動物の皮膚組織で作られています。
我々人間は気候の変化に応じて「スキンケア」をすることで肌を守っています。
例えば、気温が低く乾燥した北風が強く吹く冬には、誰でもハンドクリームやリップクリ―ム等を使用しますし、紫外線の強い夏の時期にはUVカット効果のある化粧品を使用する方も多いです。
このような「スキンケア」を怠っていると、紫外線で組織が壊れたり、油分や湿分が蒸発して脱水症状を起こします。 寒気が強いと皮膚繊維がシモヤケ状態からアカギレ状態となり、やがて収縮に耐えられずに割れたり、凍傷による皮膚の壊死さえ起こります。
生きている私達でさえ、このようなことが起こるのですから、まして生命の無い鞄や靴、革衣料は季節の変化に応じた「メンテナンス」が必要です。
革製品のメンテナンスの基本は油分と湿分の補給です。 使用するオイルの質や量は使用している状態によって異なります。
次号からは素材別、アイテム別(鞄や靴)の具体的なメンテナンス方法を配信します。
愛用の革製品をより良い状態で長く使用する為に、有効な情報を提供していきます。
「革製品のメンテナンス・シリーズ」もご期待下さい。