FREE HAND(フリーハンド)は、オイルレザーを中心とした本革のクラフトマンズショップです。バッグ(鞄)革小物レザーウェアなどをオリジナル製作(手作り)、販売しています。

                    
目次
 Look me !! 限定製作 Bag,靴,財布,革衣料の新作情報[フリーハンド]
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□□昨日のつづき□□           2003年11月5日号  VOL.036


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□□昨日のつづき□□

──良いかばんを考える(2)──

 鞄とは何か?  荷物を入れて運搬する道具である。
では、収納される内容物の重さは、どの部分のパーツが支えているのか?
当然、底部の革がその負荷を受け止めることになる。  地球に引力がある以上
ポーチであろうがトートやボストンであろうが、この原則は変わらない。

 家を建てる時、耐久性を重視するのなら、柱や壁や屋根に注意を払う前に
土台にこそ最も着目すべきであろうが、鞄も同じで、消費者が最初に気になる点は
デザインであり・色であり・トレンド性であろうが、『長く使いたい』の思惑が
加わるのなら、この底部の作り方を見る事で、そのメーカーや職人達の考え方や
鞄づくりに対する姿勢を判断出来る。  即ち、結構高額な価格で購入したものが
早い時期に壊れてしまったりする失敗を回避出来る。──次号で詳細に説明する──

 革の特性の一つに摩擦・磨耗に強いと言う利点がある。 その強さは現存の繊維の
いづれよりも強靭であり、したがって(丈夫な鞄とは、縫製された糸の総量に反比例する)
上記の意味を逆に言えば、革のパーツは大きければ大きい程、丈夫なBagが出来るし
小さなパーツをつなぎ合わせているもの程、こわれ易くなるとも言える。

 また、荷重のかかった底部を含め、鞄全体を運搬し易くし、重量を分散させている
部分が持ち手であり、ストラップであるが、ここも重要なポイントであろう。
Bagの形状からチェック点を探すと、ブリーフケースは背側に着目せねばならないし
巾着型Bagの絞られる部位、ダレスBagやドクターズBagには特徴的なチェックすべき
部分がある。  それら知っておいて損をしない話などは、また明日。

                                  ──次号につづく── (F)



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□□昨日のつづき□□           2003年11月15日号  VOL.037


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 □□昨日のつづき□□

──投票に行こう──

 遠い昔、20歳になったばかりの頃、初めて得た選挙権の証しであるハガキを持って
投票所に行った。  なんの選挙だったか全く覚えていないが、その時以来20才台も
30才台も一度も投票に行かなかった。 投票所であった中学校は自宅の道路をはさみ
目の前だというのに、二十数年も棄権し続けていた。

 興味が無かったのではない。 友人達とは酒の席などで、この国の有り様について
語り合っていたし、戦争や福祉や経済政策についても、自分なりの考えを熟成させて
いたが、それでも棄権し続けた理由は<自分の一票で政治が変る訳では無い>と
半ば以上諦めていたからだ。  今、心から反省している。我々の無関心を装った
諦めこそが、今の醜悪な利権政治を育て守り続けた真の原因であったのであろう。

 投票率が30%の時、その4割を得て当選した議員の現実の得票率は全体の12%しか
過ぎない。 汚職で収監された人間ですら、100人の内、12人の利権構造の中にいる
人間の投票で当選出来るのだ。 その議員は「ミソギは終わった」と叫び、自分を当選
させてくれた12人の為にせっせと働くことだろう。他の88人を苦しめることになったと
してもである。  しかし同じ事でも、過半数の51人に支持されて当選したとしたら
この議員は組織票である12人の為だけで動けるだろうか? 自分の行動を100人近くの
人が見ているとプレッシャーがかかるだけでも、本来あるべき職務を思い出す事だろう

 選挙とは、それぞれの利益代表を選ぶと言う側面も確かにある。
しかし、少なくとも国会議員の選出だけは、各々の利害で決めるべきでは無いと思う。
政権党でも万年野党でも宗教党でも良いが皆で投票しに行こう。投票率が上がれば
棄権票が減れば、彼等だって少しは支持母体の利益ばかりを考えなくなる。

                          ──次号につづく── (F)



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□□昨日のつづき□□           2003年12月5日号  VOL.038


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──ジーパンを考える──

 ジーパンには特別な思い入れがある。  自分で自分の心の内を探ってみると
その想いは手離したくない青春のようなものだと思う。
小学校低学年の頃から映画好きで、土曜日曜は上映館のハシゴをしていた。
イタリア映画やフランス映画の映像美や音楽に魅かれるのは、高学年になってからだが
その頃は西部劇や戦争ものを中心としたアメリカ映画に夢中になっていた。

 ジーンズを意識したのは、その頃だったと思う。
腰の位置が高くて肉感的な尻を「Lee」のパンツに包んでいたジョン・ウェイン
「Levi's」をワイルドで格好良く履きこなしていたピーター・フォンダやジョージ
チャキリスに憧れていた。  その憧憬が中学生の頃、ジーンズに対しての傾倒に
変化したのだ。  当時、多くは無いGパン屋(その頃はこう呼んでいた)に通って
様々なGパンを買い履き比べた。 「BigStone」「BigJohn」「Edwin」「Baxon」
「Bobson」「BlueWay」そして「Levi's」「Lee」「Wranglar」等々である。
やがて、ジーンズはファッションとして、この国に大きなブームを起こして行く。
多種多様なブランドが登場する。「Half」「Do family」「Sasoon」「Betty」
「Something els」「Eagle」「さぶろく」etc.etc.

 しかし、この国のジーンズは、流行として普及した為に、ジーンズの持つ本来的な
堅牢美や機能美と言った特性よりも、シルエットとしてしか評価されなかったと思う。
各メーカーも、「ストレート」「スリム」「ブーツカット」「ベルボトム」「ペインタ
ー」等々、次々と『今年』の流行を作り続けて行く。  シルエットが行き詰ると
「ウォッシュアウト」「ブリーチアウト」「ストーンウォッシュ」「サンド
ウォッシュ」「バイオウォッシュ」etcと生地自体を傷め続け「ブロークアウト」
迄産み出し『流行』させるものが無くなると「501」「505」等、品番自体を
さもこれを履いていないと本物じゃあ無いとばかり喧伝する。挙句の果てに
ヴィンテージモデル迄引っ張り出して、何と10万20万で取引する始末だ。
毎度毎度のことだが、日本人と言う民族は、どうしてこれ程まで、踊らされ易く
扱い易く、刷り込み易い種族なのだろう。

 ジーンズの「うんちく」をくどくどと語るつもりは無いが、少なくともジーンズと
呼べるものは、厚手の綾織コットン素材で、14oz以上の重量が最低限と思う。
カッパーリベット(銅鋲)や、フォブポケットの形状等はどうでも良いが、Wステッチ
が望ましい。  そしてノンウォッシュである事だ。何故なら、シルエットを
洗い込んで洗い込んで自分で作って行く楽しみが無い。
因みに、今、街で売られている10オンス・12オンスの平織りパンツは、デニムジーンズ
では無くて、シャンブレーパンツ・ダンガリーパンツと呼ぶべきものじゃないのか?
ヒザが抜けてきて形悪いったらありゃしない。
                          ──次号につづく── (F)



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□□昨日のつづき□□           2004年1月15日号  VOL.039


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──迎春──

 あけましておめでとうございます。
今日は7日。 2004年の正月気分もそろそろ抜けて通常業務の日々に戻り始める頃
である。  今年はどんな年になるのだろうと考えると、何か憂鬱な気分にならざるを
得ない。  本来明るく華やかな話題であるべきオリンピックでさえ「テロ」を恐れた
厳重警備の中での開催になるだろうし、「SARS」の事を考えても、とても飛行機に乗る
気持ちになれやしない。  「天」が落ちてきやしないかと空ばかり見上げている
杞の国の憂より、具体的であるだけに気分が滅入って来る。

 国民に自由な将来の夢を持つ事すら禁じた独裁者や、自分だけが正義の守護者だと
声高に叫んで、実態は武力の行使しか解決策を見つけられない指導者に振り回されて
世界中の政治家や経済人達が右往左往している。  特にこの国の為政者達の
主体性の無さは、今更ながら語るべき言葉も無い。

 新聞を読んでもTVを見ても、明るい未来や輝かしい将来展望が感じられない。
世の中全てが閉塞感に埋もれているようだ。
この国の歴史を考えても、末法思想が蔓延した平安期・下克上の時代、幕末動乱期
そして敗戦に打ちひしがれた時代と、今より更に厳しい時代環境はあった。
そして、そのいずれの時も閉塞感を打破したのは、若い世代の情熱だった筈だ。
今、ロックンロールの中にも破壊への情熱が無い。  J−POPもインディーズも
「和らぎ」や「癒し」を唄う。  年寄りくさいったら無い。

 今こそ、一人一人が保身や功利性など捨てて「夢」に挑戦すべきだと思う。
失敗など怖れる事は無い。    <「夢」はあきらめない限り、失敗する事は無い>
我らフリーハンドのスタッフ一同は、苦しくとも夢を追い続けようと思う。
我らの夢は、経営的に優良な大企業になる事では無い。  信頼を決して裏切らない
ブランドを確立する事なのだ。

                       ──次号につづく── (F)



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□□昨日のつづき□□           2004年2月20日号  VOL.040


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──良いかばんを考える(3)──

 「良いかばんを考える」シリーズが中断したまま早や3ヶ月・・・・深謝。

 さて、あまりに間があったので、復習しよう。  良い鞄=長く使える丈夫な鞄と言う
視点で考えてみる。  分かり易いチェックポイントは(1)底を見る。(2)背側を見る。
(3)持ち手の取り付け方。(4)金具のチェック。(5)縫製のポイントの5つ位に絞ろう。
それ以外は『うんちく話』になってしまう。

 (1)底部の作り方・・・・殆どのBagで最もチェックすべきポイントであろう。
前回書いた様に、鞄の中に収納された荷物の重量(負荷)は、すべて底部の革が
支えている。  従って、丈夫なBagを作ろうとすれば、底部はハギの無い1枚革で
作られていなければならない。  製造コストを圧縮する目的で、2枚以上の革を
つなぎ合わせて底部を作ると、いつか必ず糸は切れる。  底部の修理は総解体が
前提である為、事実上修理は不可能だ。
良心的な職人は、底部のハギ合わせは決してしないものだ。

 (2)背側のチェックポイント・・・・ブリーフケース等に代表されるような鞄の
開口部にかぶさる「蓋」のついたBagの重要なポイントは背側にある。
鞄を斜め後ろから見て、かぶせ蓋を開け閉めすると、最も革の動きの大きい部位は、
背側の上部にある事が分かる筈だ。  と言う事は、最も可動する部分に革ハギを
入れてはいけない・・・・の答が導き出される。  従って、この形のBagは背側から
持ち手の取付け部を通って前面まで1枚革で作られているのが正しい。

 前回でも述べた通り、革製品はパーツを小さくする程コストが抑え込めるので
まるでデザインの様にステッチ使いをするメーカーがあるが、ハギ合わせが多い程
堅牢度は小さくなるものだ。      <Simple is Best>なのである。 
                      
                          ──次号につづく── (F)
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